まず、晴れてよかった!合格した人は発表の瞬間、嬉しさいっぱいだったと思います。おめでとうございます。

ひょっとしたら、悔しくて泣いている人がこのページを見ていたら。。。と思うと、書かずにはいられません。

だから今日一部の高校で配らせていただいたメッセージと併せて、私の個人的な経験談を書かせてください。

まずはメッセージより。

(以下転記)

高校受験にチャレンジして、今日、合格発表を見に来たすべての皆様へ、

はじめまして。稲伸(とうしん)ゼミナールと申します。今日があなたにとって、大事なスタートの日であるということをお話しさせてください。

あなたは、どんな夢を持っていますか?

あなたは、将来何になりたいですか?

その夢で、だれを幸せにできますか?

夢を叶えることで、どんなふうに社会貢献できますか?

今ある職業は、今後どんどんAIに変わっていくと予測されています。現実に様々な職種で能率を上げるためにAIが活用されてきています。すでに大学入試でもAIのスコアの方が受験生よりも高いのはご存知でしょうか?これからは、学歴があるからと言って、終身雇用なんて期待できる世の中ではありません。これからはIT化がますます進んで、同時に様々なことがオンラインネットワークの中で完結する世の中に変わっていきます。今ある職業が半分以上無くなると、聞いたこともあるでしょう。

この10年で、「集合知」(人類がネットワークから集めた知識のこと)が、今までの人類の歴史の中で学んできた知識よりも多いという研究結果があります。つまり、これからは、その膨大な「集合知」を活用し、ネットワーク社会全体へ利益を産める人間が求められるのです。だから、人間は学び続ける必要があります。刻々と更新されている「集合知」を活用するために、我々学ぶ側の「器」も更新し続けなくては、その知識を活用できないからです。高校生は、今後劇的に変化する社会に対応する人間になるための準備をすべき時期なのです。

もう一度お聞きします。あなたには、今この瞬間に、はっきりとした将来の夢が、ありますか?

それとも、なんとなく、勉強が必要だからという思いで、今まで勉強をこなしてきたという状況ですか。

これからの世の中では「行動力」と「問題解決能力」や「思考力」で自分の経済力が変わると断言できます。

さきほど書いた、ネットワーク社会にとってプラスになることを、自分の能力を発揮して社会還元できる人には、高い報奨(対価)が与えられ、また企業や研究機関があなたを求めます。ここでは便宜上情報を産む人なので、「生産者(プロデューサー)」と呼ぶことにします。そうでない人は、「消費者(コンシューマー)」となり、公的な補助で細々と生活することになります。(「YouTuber」と「その視聴者」というイメージがわかりやすいかも。)近い将来、究極の選択を求められる世の中に間違いなく変わっていきます!

だから、高校に通いつつ、自分の将来設計を真面目に取り組まないといけません。当然、勉強は必須です。

実は「学生」はとても保証された身分なのです。それもせいぜいあと7年、早い人はあと3年で、身分保障の有効期限が切れるのです。そこからは自己責任で生きていかなくてはならないのです。

しかも、学歴だけ積めば、お金が入るという時代はあなたたちのお父さんやお母さんが受験生だった頃までの話です。日本はもうお金持ちの国では無いのです。だから大学入試改革を行ったり、小学生から英語の授業が始まったりしているのです。今回の教育改革にあたり、私たちも塾人としてのあなたたちとの向き合い方を再考しました。なぜなら「知識を教える仕事」ならAIの方が効果が高いということが既に証明されているのです。これからの激動の時代をどのように生きていけば幸せになれるのかお手伝いできることがあります。

紹介が遅れましたが、私たちは稲伸(とうしん)ゼミナールという学習塾のアドバイザーです。

参考までに当塾の塾生(卒塾生含む)の中には、

■丸亀高校1年生在籍時に、もっと上を目指して、海外で医師になるため、海外留学に合格!

■高専合格→ずっと1位→千葉大学編入→アプリ「生きろマンボウ」でヒット→ゲーム会社を立ち上げ社長に!

■丸高→早稲田大理工→早稲田大学の大学院で、自立型AIを兼ね備えた障碍者用の車いすの開発を研究中!

など、明日の夢を追いかけ、今を精一杯行動している先輩がたくさんいます!

最後に、あなたは今日こそが、3年後、自分の夢を叶えるための大事なスタートラインです。高校の合格や不合格は全く関係無いのです。

(以上転記おわり)

稲伸ゼミナールを知っていただきたく、高校1年のコース案内を同封いたしました。

新高1コースのご案内

 

(どうしても書きたいのでお許しください。)

以下は極めて個人的なことを、個人的な立場であえて書きますので、それにより気分を害されたりご質問やご賛同がある場合、どうぞ「小玉孝章」あてにご意見を頂ければ幸いです。Facebookやtwitterでも結構です。なお、このページは、期間限定でアップし、時期が過ぎましたら、このページは削除します。

4年前、3年前、個人的なことで恐縮ですが、自分の子供2人が公立高校受験に失敗いたしました。塾の先生の子供ですが、受験に失敗しております。今理由を思い出すと、「本人がそこに行きたいと頑張っていたものの力及ばずだった」「年間を通じて、計画立てて勉強を積み上げることができず、本人も少し逃げの姿勢から立ち直れなかった」

色々な理由を後付けすることは簡単ですが、とにかく合格ラインに達せず、私立高校へ進学しました。そのことに対して、塾人として言うならば、「お前は指導者として失格だ」とお叱りを受けるかもしれません。でも親の立場で言うならば、「第三者に何がわかりますか?」頑張ろうとしている子に対して、「志望校をあきらめさせることが、果たして最良の指導なのか?」です。当然、起きうる未来のシナリオを伝えることや、学習方法、学習支援をもっと工夫する、ここは当然大事です。塾や学校の先生は、生徒が何が足りなくて、受験までの日数を考え、最適な受験プランを示し、一緒に走っていく。でも所詮は並走者にすぎません。勉強は最後は孤独なんです。だから今日はたまたま塾生たちは「行きたい公立高校に全員合格」しました。よく頑張ったと思います。成長を見せてくれてありがとう。

一方で、思うこと。よく合格100%と書くものを見ますが、あれどうなんでしょうか?例えば一生懸命がんばって成績向上したら、もうワンランク上目指そうとしませんか?また、ある程度頑張って踏ん切りつけて、安全圏に本人が落として堅実な結果を求めることも、「自分がよく見えているよね」であって「負けた」ではないですよね。これって本人が決断するしか無いのではないでしょうか。当然決めたからには全力で走ります。全力でサポートします。巷にある良心的にやっている塾人(全部ではない)は皆そこに汗をかいています。汗をかいているはずです。それでも力及ばずはあります。人間100%完璧なわけではない。

結局、「うまくいかないことがある。でもずっとうまくいかないわけではない。」そして「とても充実して、何もかもうまくいくときもある。しかしいつまでもそれが続くわけも無い」んです。

ここのところコロナウィルスに社会が疲弊し、これからも危機意識をもって社会全体が辛抱する時期が続きそうですが、誰かが言ってましたね、「明けない夜は無い」いつか必ず好転します。個人的な意見で恐縮ですが、私立高校(うちは尽誠に二人とも通ってました。頑張っている塾生がいたので、その先輩を見習ってほしいという親のエゴで選択しました。)で二人なりにもがきながらも成長した3年間を見ていましたので、とても感謝しています。そのうち何かがきっかけで、成長していくのです。ほとんどの場合、それは人との出会いだったり、居場所だったりします。転んで起き上がる子になってくれれば親として、これほどうれしいことはないです。

だから、今日、残念な結果に終わった人がもし、このブログをお読みになっていたとしたら、ぜひ悔しさを僕に話してください。僕にできることは共感ぐらいですが、すっきりしてくれるなら幸いです。昔、この合否発表の日に朝9時半くらでしたか、塾に、「やっぱりちょっと無理でした、三年後がんばります」と勉強に来た旧中3生(受験生)が来ました。私は彼に教えられました。なんてちっぽけな価値観に囚われていたのだろう。生徒を導く先生の立場なのに生徒に負けている、心からそう思いました。

もっといろいろなメッセージを、合格した人、残念な思いをした人にお伝えしたいですが、誤解が生じてはいけませんので、もしお問い合わせを頂いたら、お話いたしますし、お話を聞かせていただきます。脈略がなくてすみませんが今日だからどうしても書きたいので、しばらく掲載させてください。脈略がなくてすみません。文章の校正もできていません。

稲伸ゼミナール 丸亀教室(担当 小玉)