長崎裕太くん(善通寺東部小5)が第61回「下水道いろいろコンクール」
小学校高学年の部・作文で国土交通大臣賞を受賞することになりました。
主催団体のHPに作文が公開されています。
https://www.jswa.jp/sewage/contest/
以下、本人の作文です。素直な感想を書いています。
ぜひこの夏、身近なテーマで、書いてみませんか?
稲伸ゼミナールは夏期講習の「モーニングトレジャー」において、作文や感想文の指導も行っております。
年間講座「小学スマート日本語教養」の成果も、少しあったかな。。。おめでとうございます!
下水道の大切さ
善通寺市立東部小学校 4年 長崎裕太
ぼくは、めだかを飼っています。水槽の水は、すぐに汚れて臭いもしてくるので、めだかが病気になったり死んだりしない様に、糞をこまめに取り、水替えをしています。汚れた水槽の水を流している時、
「この水は、どこに流れていくのだろう。」
とぎ問に思い、調べてみました。
調べると、下水道のお世話になっていることが分かりました。台所、浴室、洗濯場やトイレで使われた汚水は、はい水管を通って、汚水ますに集められて、下水道管へと流れて行きます。下水道管は、道路の下を走っています。深いと地下15mの所にあるそうです。これは、ビル3階分の高さと同じくらいです。とても深くておどろきました。
ところで、どうして汚水は、流れていくことが出来るのだろうと不思ぎに思いました。それには2つの工夫がありました。一つ目は、川が高いところから低いところへ流れるように、下水道管を斜めに設置していることです。二つ目は、下流に行くほど下水道管が深くなってしまうので、時々ポンプでくみ上げて、また下水道管へ戻す仕組みになっていることです。様々な工夫がされていることに、またおどろかされました。
下水処理場に流れ着いた汚水は、まず、沈砂池で、大きなゴミを取り、砂は底に沈められます。その後、反応槽で、クマムシやツリガネムシなどのび生物が汚れを食べたり、汚れがび生物の体にくっつくことによって重くなり底に沈んでいくことで、きれいな水と汚泥に分かれます。ここでは、び生物が元気に活動できるように空気を送っています。ぼくは、び生物という、ぼくたちと同じように酸素を必要とする、大きさが1㎜よりも小さい生き物がいること、そして、その生き物が、ぼくたちの生活の助けになってくれていることに驚きました。反応槽を出た後、最終沈殿池できれいになった水は、プールの消毒にも使われている次亜塩素酸ソーダを加えて殺菌され、川や海に放流されます。ぼくは、家庭の汚れがきれいになって、川や海に流されてることを知って安心しました。また、汚泥は、セメントの材料や、肥料、都市ガスの燃料として再利用されます。昔、埋立ゴミとして処分していたものを、社会に役立てるものに変えて利用することは、すごいなあと思いました。
下水道の役割は、他にもあります。雨水を下水道管へ流すことで、大雨で町が水びたしになるのを防いでいます。また、家のまわりに汚れた水がたまらないことで、蚊・ゴキブリなどの害虫の発生や、げりをおこさせて、人にうつる病気の発生を防いでいます。
ぼくが毎日、きれいな水を使えて、安全な生活を送ることができるのは、下水道のおかげだということがよく分かりました。下水道を汚さない様に、食べ残しや野菜のくずを流さない、食器やフライパンについた油は、紙でふき取ってから洗うなど、身近なことからやっていこうと思いました。
(以上、原文のまま掲載。本人およびご家族様に承諾をいただきました)
https://www.jswa.jp/wp2/wp-content/uploads/irocon/61th/61th_sakubun_sk01.pdf